| 《アンサンブル・ヤスミン》チュニジア公演・新聞レビュー記事(ラ・プレス紙) | アラブ音楽 |
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| 2001年1月23日チュニス〈カトリエム・アール劇場〉でのコンサート・新聞評(筆者:ヘラ・ハズギ) |
2001年1月27日(土) ラ・プレス紙(チュニジア)・・・・・・・(画像をクリックすると拡大できます)
第12面(クラシック音楽欄)
カトリエム・アールの
アンサンブル・ヤスミン
チュニジア音楽と日本音楽の完璧な融合
左側に日本の楽器、右側にアラブの楽器。それが火曜日夜、カトリエム・アールのホールで卓越したコンサートを行なった、アンサンブル・ヤスミンの姿である。こうしてホールは、二つの宇宙--かくも異なり、しかしその夜は完璧なまでに溶け合っていた二つの宇宙--からなっていた。
音が湧き出て、観客を感動させた。コンサートの第一部は、きわめて伝統的な歌と楽器と衣装による、日本音楽の演奏であった。
器楽奏者としての優れた技量
丸田美紀は「箏」(カーヌーンに似ている弦楽器だが、木製の長い平板に、三角形で、ずらしたりはずしたりできる柱のおかげで弦が持ち上がっている) の後ろにいた。緑色の模様をあしらった白い着物は、腰のところを幅広なサテンの帯によって締められ、それが彼女の優美な身体の線を際立たせていた。日本古典音楽の演奏家である彼女は、二人の共演者--同じく箏を弾く池上眞吾と、尺八(ナイに似ているが、より太くて、低くメロディアスな音を出す竹製の笛)の専門家・菅原久仁義--が奏でるリズムに乗って、華麗に弦を弾き始めた。
器楽奏者としての優れた技量を有するこの三人の合奏は、典型的な日本的楽曲を選んだ、質の高い音楽的パフォーマンスによって、注目すべきものであった。
プログラムの第二部は、チュニジア音楽で、演奏したのはル・クラブ・バシュラフである。このグループは、アラブ音楽のスペシャリストである三人の日本人音楽家--松田嘉子(ウード)、西田ひろみ(ヴァイオリン)、竹間ジュン(ナイ)--からなる。このグループはケマイエス・テルナン(「ラッビ・アーターニー・クッル・シャイ」、「ヤッリー・ブアディク・ダイア・ファクリ」)とムハンマド・トゥリーキーの古典的楽曲(「サマイ・ブスタニカル」)、またワスラ・ハスィン、ワスラ・ムハイエル・スィカを演奏した。
この三人は、ソロやデュオも交えながら、チュニジア音楽をどのように解釈し、またその美しさの頂点においてどのように演奏するものかを、我々に提示してくれていた。
この夕べの「思いがけない贈り物」である第三部は、チュニジア音楽と日本音楽との、ある種の混交であった。アンサンブル・ヤスミンの六人全員がステージにそろった。左側に日本音楽、右側にチュニジア音楽。しかし、混じり合った音は完璧に響き合い、こんなにも遠い国で生まれた楽器どうしが、一つになり、調和するのだった。彼らの醸し出す斬新な雰囲気によって、よく知っているはずの歌がたいへん違ったものに聞こえ、それでいて何とも魅惑的で甘美な後味が残るのだった。
このグループは「タフティル・ヤスミナ」、「ラムニ・リガルミンニ」を彼らの趣向で演奏した。ケマイエス・テルナンの「キフ・ダール・カースィル・ホブ」は、典型的な日本風アクセントで歌われた。アンサンブルはまた、「言葉の夜」(ナイ奏者・竹間ジュン作曲)や「八木節」(日本の音楽遺産)など、日出づる国の楽曲を紹介してくれた。この美しい演奏会は我々に、チュニジア音楽と日本音楽がこんなにも完全に調和できることを証明して見せたのである。 ヘラ・ハズギ / 松田嘉子訳(原文フランス語)
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